シェイプ・オブ・ウォーター
ホラーが苦手な友人が「気になるけれど、怖いから誰か一緒に見に行こう」と誘われ、ついていく事に。
私はそれまでチェックしていなかったのだけれども、監督がパシフィックリムのギレルモ・デル・トロ監督で、とあるインタビューで彼のオタク魂の赴くままに作られた事を知り、見に行くことに!
LOCK ★★★★
まず、噂通りの映像美でした。水の中で抱き合う二人が美しい。
STORY ★★★
ストーリーは完全にご都合主義とも言える展開でしたが、その分時代背景を丁寧に描いていると感じました。
ドリームを見た時も思ったのだけど、アメリカの「差別」と日本の「差別」は種類が違うように思います。(どっちが良い悪いではなく)これは「昔の話」という体をとっていますが、確実に現代のアメリカにもあるのだろうな。
敵役だった上司は、差別主義者ではあるのだけれど、自分自身も「勝ち組アメリカ人男性」という枠の中に押し込めている。
主題はこうした繊細なポリティカル・コレクトネスの問題なのだろうね。
CAST ★★★★
登場人物がそれぞれ抱えているものが、明確に言葉として語られるわけではないけれど、端々から読み取れるのが良いですね。個人的に上司の過去と、ヒロインの過去が気になりました。
DEPTH ★★★★★
演出にしろ、ストーリーにしろ、登場人物にしろ、細部の設定が気になりすぎて……2があるなら見てみたい!!
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