詩人のしじゅう、ガッツリ歴史オタクのたるなま。
なぜか知り合ってしまった二人は、どうしてだか合同誌を作る事となり、
とりあえず来年の大河について話す事となった。
しじゅう:
おんなじ文字書き創作者の合同誌って言ってもさ、わたしは短文詩歌だし、たるは長文歴史創作でしょ? しかもたるは歴オタだけど、わたしは歴史からっきしだし、オタク文化わかんないし……。
でも、わたしは来年(2022年)の大河ドラマは観るよ! なんてったって三谷幸喜脚本だからさ。もちろんたるも観るでしょ?
たるなま(以下 赤文字):
うん。私の推し時代だからね! 最推しも出るかもしれないし!
(時代に推しとかあるんだ……)
とりあえずさー、来年の大河、小栗旬のやる北条義時って誰?
えーっと、北条政子って知ってる……よね?
うん。その名前はなんか聞いた事ある。
その弟。
へー、北条義時って何をした人なの?
ん~と、頼朝さんのことは知ってるでしょ?
(頼朝“さん”……?)うん! いい国つくろう鎌倉幕府、白紙にもどそう遣唐使。
北条義時は、頼朝さんが亡くなった後に鎌倉幕府を支えた人。
えっ、なんで義時が支えんの?
えっと……まず、北条政子と頼朝さんが夫婦なのはわかるよね?
えっ、夫婦なの!?
そこからかーーーー!
前提となる知識が、あまりにも違い過ぎる2人が2022年の大河について話す本
表紙デザイン ぽえっと・しじゅう
本文編集 岬の芝居小屋